柚の樹と螢
柚の樹と螢
pixivに載せていた嘘/喰/い同人二次創作作品置き場
不定期に増えます
よくツイッターで呟いていた妄想を書いております
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ロバ銅が好きなんですよ…で、「こんな感じのください!!」って言ったら「書いてください」って言われたので書きました←
でもツイッターで言っていたのとはちょっと別な感じに仕上がっています、そして誰だ貴様状態は相変わらずですみません。
ロバ→銅風味で、前書いたのとは別な話です。
でもツイッターで言っていたのとはちょっと別な感じに仕上がっています、そして誰だ貴様状態は相変わらずですみません。
ロバ→銅風味で、前書いたのとは別な話です。
監視の目的により、ロバートKを監禁している部屋にて共に食事をしていると、目の前の監視対象が突然フォークを置き、銅寺を真っ直ぐとらえた。
「君はどうして距離をとる?」
その言葉に銅寺は顔をしかめる。
ここ最近の彼は何故か同じ質問ばかりしてくる。
「距離って……別にとっているつもりはないけど」
「いや、とっている」
「そうかな?こうして共に食事をとっているじゃないか」
「それは監視目的だからだろ?」
「立場上仕方がないでしょ。そもそも、僕達は敵同士だ。百歩譲って距離をとっていたとしても、敵同士馴れ合うつもりはないから、ってしか答えられないよ」
だからもう変な質問しないで、と言った銅寺の言葉に納得していない様子だ。
「だがお前は敵である俺を生かした。殺せたはずなのに」
「君だって同じことが言えるからお互い様だよ」
「……銅寺がこうして距離をとるのは、君の言う適度な距離だからか?」
その言葉に、銅寺は少し言葉を詰まらせた。
ロバートKはただ真っ直ぐ同時を見つめる。
「……まぁ、そうだよ」
これで納得するなら、とやや投げやりな言葉で返す。
しかし確かにそれが一番しっくりとくるな、とも同時に思った。
「僕達は馴れ合う必要はない。監視者とその対象、ただそれだけの関係だ。その適度な距離としては、別にお互いを深く知る必要も、仲良くなる必要もない。今の関係が適度な距離感だ」
「……お前は本当に今が適度な距離だと思っているのか?これでいいと思っているのか?」
唸るような、低い声色でロバートKは尋ねる。
「当たり前じゃないか。僕達がこれ以上親しくなる必要があるの?」
銅寺は顔を見ずに答える。
適度をモットーとしている彼にとって、これ以上不毛なやり取りをしたくないし目の前にある食事が冷める前に食べたい。
「……ふざけるな」
ロバートKの呟くような声と、視界が急に回りだし、いつの間にか天井を見上げているのは同時だった。
背中にある冷たい床の感触を受けて自分は押し倒されたのか、と冷静に思う。
「離してよロバート。食事ができない」
「……あくまで冷静なんだな、お前は」
「君、自分がやっている事が分かっている?ここは監視カメラが設置されているんだからすぐにでも黒服が……」
「それなら問題ない。細工した」
「……通りでこんな事するわけか。離してよ」
「嫌だ」
抵抗しようにも両手両足は拘束されており、とりあえずその顔を見上げる。
逆光のせいか、どんな表情を浮かべているのかよく分からない。
「なぁ、銅寺。俺は酔狂でこんな事をしていると思うか?」
「さぁ?僕には君が考えている事が分からないよ」
「分かろうとは思わないのか?」
「そこまで知るのは、僕の思う君との距離感とは違う」
「……お前は何でもかんでも適度であれば十分なのか?それ以上を望まないのか?」
「仕事に関しては望む事はあるけど、その他では適度であれば僕は十分だよ」
「……」
ゆっくりとロバートKの顔が近づく。
やっと見えたその表情は、少しだけ怒気が混じっているように見えた。
銅寺の首筋に顔をうずめると、首筋に噛みついた。
「い……っ!!」
引きはがそうと、両腕に力を込めて振り払う。
顔を引きはがす事には成功したが、未だに押し倒された状態のままだ。
「何を急にやるんだよ……あぁ痛い」
「本気の証明」
「は?」
「お前は適度が一番だと言っているが……俺はお前の言う適度な距離に合わせる気はない」
だからその証明だ、と首筋をそっと撫でる。
噛まれ触れられたその場所は、甘い痺れを伴った。
「君はどうして距離をとる?」
その言葉に銅寺は顔をしかめる。
ここ最近の彼は何故か同じ質問ばかりしてくる。
「距離って……別にとっているつもりはないけど」
「いや、とっている」
「そうかな?こうして共に食事をとっているじゃないか」
「それは監視目的だからだろ?」
「立場上仕方がないでしょ。そもそも、僕達は敵同士だ。百歩譲って距離をとっていたとしても、敵同士馴れ合うつもりはないから、ってしか答えられないよ」
だからもう変な質問しないで、と言った銅寺の言葉に納得していない様子だ。
「だがお前は敵である俺を生かした。殺せたはずなのに」
「君だって同じことが言えるからお互い様だよ」
「……銅寺がこうして距離をとるのは、君の言う適度な距離だからか?」
その言葉に、銅寺は少し言葉を詰まらせた。
ロバートKはただ真っ直ぐ同時を見つめる。
「……まぁ、そうだよ」
これで納得するなら、とやや投げやりな言葉で返す。
しかし確かにそれが一番しっくりとくるな、とも同時に思った。
「僕達は馴れ合う必要はない。監視者とその対象、ただそれだけの関係だ。その適度な距離としては、別にお互いを深く知る必要も、仲良くなる必要もない。今の関係が適度な距離感だ」
「……お前は本当に今が適度な距離だと思っているのか?これでいいと思っているのか?」
唸るような、低い声色でロバートKは尋ねる。
「当たり前じゃないか。僕達がこれ以上親しくなる必要があるの?」
銅寺は顔を見ずに答える。
適度をモットーとしている彼にとって、これ以上不毛なやり取りをしたくないし目の前にある食事が冷める前に食べたい。
「……ふざけるな」
ロバートKの呟くような声と、視界が急に回りだし、いつの間にか天井を見上げているのは同時だった。
背中にある冷たい床の感触を受けて自分は押し倒されたのか、と冷静に思う。
「離してよロバート。食事ができない」
「……あくまで冷静なんだな、お前は」
「君、自分がやっている事が分かっている?ここは監視カメラが設置されているんだからすぐにでも黒服が……」
「それなら問題ない。細工した」
「……通りでこんな事するわけか。離してよ」
「嫌だ」
抵抗しようにも両手両足は拘束されており、とりあえずその顔を見上げる。
逆光のせいか、どんな表情を浮かべているのかよく分からない。
「なぁ、銅寺。俺は酔狂でこんな事をしていると思うか?」
「さぁ?僕には君が考えている事が分からないよ」
「分かろうとは思わないのか?」
「そこまで知るのは、僕の思う君との距離感とは違う」
「……お前は何でもかんでも適度であれば十分なのか?それ以上を望まないのか?」
「仕事に関しては望む事はあるけど、その他では適度であれば僕は十分だよ」
「……」
ゆっくりとロバートKの顔が近づく。
やっと見えたその表情は、少しだけ怒気が混じっているように見えた。
銅寺の首筋に顔をうずめると、首筋に噛みついた。
「い……っ!!」
引きはがそうと、両腕に力を込めて振り払う。
顔を引きはがす事には成功したが、未だに押し倒された状態のままだ。
「何を急にやるんだよ……あぁ痛い」
「本気の証明」
「は?」
「お前は適度が一番だと言っているが……俺はお前の言う適度な距離に合わせる気はない」
だからその証明だ、と首筋をそっと撫でる。
噛まれ触れられたその場所は、甘い痺れを伴った。
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