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柚の樹と螢

柚の樹と螢

pixivに載せていた嘘/喰/い同人二次創作作品置き場 不定期に増えます よくツイッターで呟いていた妄想を書いております
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アフターでるいさんとお話していて貘梶書きまっせって事で書いた即興ものです。気まぐれで加筆修正すっかもしれません。短いです。


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「貘さん」
落ち着いている、少し幼い声が聞こえる。目は覚めているが、あえて目を開けない。
「貘さん。貘さんってば」
次はシーツ越しに体を揺する自分よりは少し小さな手。少し困ったような声になっている。しばらくしてその手が離れると、ばさり、と音を立ててシーツが奪われた。瞼越しに太陽の光があたり黒かった世界が白くなる。
「貘さん!!」
大きな声で、貘の体を直接揺する。そろそろ起きないといけないだろうか、と思い瞼をゆっくりと開く。日の光が差し込む部屋の中で、少し怒っている顔をしていた梶の表情が笑顔に変わる。
「おはよう梶ちゃん」
「おはようございます、起きるのが遅いですよ」
「梶ちゃんがおはようのチューしてくれたらすぐに起きるよ」
「やめてくださいよそう言うの」
顔を赤くしているのを見せないようにそっぽ向くが、耳まで赤く染まっているのが見える。
「冗談じゃないの知っているでしょー?」
「……知ってますけど。でもそんな起こし方するわけないじゃないですか!!マルコに見られたら困るんですよ」
「じゃぁマー君がいなければしてくれるんだ」
「揚げ足取らないでください!!」
顔を真っ赤にしたまま梶が部屋を出て行く。貘はベッドから起き上がり、後頭部を少しかく。
「ちょっと怒らせちゃったかなぁ?」
しかし可愛らしいあの顔を見るのは飽きることがない。
どうやって機嫌を取りつつ、またからかってやろうかなと、口元に笑みを浮かべながら梶の後を追いかけた。



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撻器さんと長の組み合わせが大好物な腐女子です
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