柚の樹と螢
柚の樹と螢
pixivに載せていた嘘/喰/い同人二次創作作品置き場
不定期に増えます
よくツイッターで呟いていた妄想を書いております
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門倉に告白した。
「お前がワシを……まぁ、ええじゃろ。そのかわり、俺を退屈にさせたり浮気したりしたら殺すからな」
「するわけないだろ」
確かに学生時代に女遊びは激しかったが、門倉に会ってからは彼しか見えなくなり、いわゆる盲目状態だった。
同性で、しかも自分の事を眼中に入れていないと思った玉砕覚悟の告白が成功した事に驚いた。
正直言って、自分でも信じられない返事に俺は舞い上がっていた。
舞い上がっていたせいか、門倉がどういう男か忘れていた。
門倉と交際を初めて1か月が経過した。
多忙のせいで会える日は少ないものの、何とか調整して会えれば外出したりどちらかの家に泊まったりと、それなりに恋人同士として楽しめていると思う。
「南方警視正……その……」
「ん?」
女性社員の1人に声をかけられた。
自分に好意を寄せているのを知っていたが、傷つけないようにと変に勘違いを起こされないようにと、ある程度の距離をとっていた。
そんな彼女が何故か気まずそうに話しかけてくる。
「私、実は南方警視正の事が好きでした」
「お、そうだったのか(急にどうした?)」
「でも、その……警視正には、恋人がいたんですね?」
「!?」
え?俺誰にも言ってないよな?
むしろ門倉に「ワシの事を勝手に抜かしたら殺す」って言われているんだから、細心の注意を払っていたはずだが……。
「どうして急に?」
「だって!!その首を見れば……彼女さんとお幸せに!!」
「え?お、おい!!」
口元を手でおさえ、涙を流しながら去って行く様子を呆然と見送る。
え?首?そういえば今日は門倉が「ワシが髪をセットしてやるけん、大人しくしろ」って珍しくデレてくれたから鏡を見ていなかったが……あいつ何かしたのか?
「あ、警視正。その……」
裏事情も知っている部下の1人が、気まずそうな顔で俺を見る。
その視線はどことなく首のような気がする
「何だ?」
「その…………昨日はお盛んだったようで……」
「は!?」
お盛ん、と言っても一緒に寝ただけだぞ!?
そんな、性行為してないのに何でそんな言われようなんだ!?
「何でそう思う?」
「だって、その首筋を見たら……」
「首筋!?何があるっていうんだ!?」
「ご、ご自身で確かめた方がいいかと」
あ、俺が必死すぎたせいか、完全にビビってる。
手洗い場に行き鏡を見ると
「……」
そこには、これでもか、と言わんばかりにキスマークがつけられている。
しかも、目立つ場所ばかりに。
「あいつ何考えておるんじゃ……!!」
自分から秘密にしておこうと言っていたくせに。
これは絶対家に帰ったら問い詰めてやる!!!!
「門倉ぁ!!」
「おー、お帰り」
「あ、ただいま。……じゃなくて、何だこのキスマークは!?」
「あぁ……何か言われたか?」
「当たり前だ!!お盛んだっただの彼女がいるだの、色々言われたわ!!」
「おっ、これで効果はあったの」
「効果?」
「女避けに決まっとるじゃろ。お前自覚したらどうだ?」
「自分に好意を寄せている女がいるくらい気づいている。別にこんなことしなくてもお前だけに決まっているだろ!!」
「他にも、お前が気づかないからイラついてな」
「は?」
気づいていない?何を?
「南方……お前インポか?」
「…………おい、聞き捨てならんぞ」
「だったらのぉ……いつになったらワシを襲う気なんだ?」
「……はぁ!?」
え?おい、え?
ちょっと待て、なぜそうなる?
「いつまで経ってもただ一緒に寝るだけって……ワシを舐めとんのか?おぉ!?」
「舐めとるわけないじゃろ!!ただ、お前だから大切にしたいと思っているわけで……」
「んな乙女みたいな扱いされて喜ぶかボケ!!」
「そもそも、まだ付き合って少ししか経っとらんのに体求めたら『やはり性欲処理にしたかっただけか』ってお前の場合言うじゃろ!!」
「んな事言うかボケ。そんな風に思っていてウジウジ手を出さんとは……インポか童貞と変わらん……ぞ!!」
急に視界には天井が広がっている。
背中と後頭部に衝撃が走り、俺は門倉に押し倒されたらしい。
そのまま俺のズボンのベルトに手をかける。
「お、おい!!」
「お前のが正常かどうか見てやる」
「んな事しなくても正常に決まってるだろ!!」
「うっさいボケ」
抵抗もむなしくズボンを脱がされ、下着越しに撫でてくる。
「何だ、このままでもでかいんじゃな」
「やめろ……っ!!」
「恥ずかしがんな。女にしてもらってると思え」
「お前以外の奴にしているなんて思いたくないし、お前だからっていいってわけじゃない!!」
「……なかなか嬉しいことを言うのぉ」
喉の奥で笑うと、下着越しに舌を這わせてきた。
根元から先端へと、焦らすような動きが刺激してくる。
「お、でかくなった。インポではなかったか」
膨らんできたものを優しく撫でつけられ、俺の我慢の限界だった。
体を起こし門倉の肩を掴んで、逆に押し倒す。
「お~、やっと手を出す勇気が出たか?」
「黙れ。後悔しても知らんぞ」
「何言っとんじゃ。お前と一緒にいて後悔しているとでも?」
「……お前本当に俺を煽るの好きだな」
「本気を出してワシを気持ちよくさせろよ?恭次」
あぁ、もう本当にこいつは愛しくてずるい。
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