柚の樹と螢
柚の樹と螢
pixivに載せていた嘘/喰/い同人二次創作作品置き場
不定期に増えます
よくツイッターで呟いていた妄想を書いております
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巳弥のBL言葉で、巳虎の心情をよく表していると思います(笑)
まだ付き合う前の話……だと思います。何故か弥巳風にも見える恐怖
巳虎と弥鱈のCPを考えると、いつのまにか付き合っていて巳虎がギャーギャー騒いでいるのに対して弥鱈さんは素っ気ないって感じがします。しかし付き合っています、何で付き合っているんだか2人も分からないのに付き合っています。付き合っているんですよなぜか(大事な事なので3回言いました)
何故だろうか
「どうしました?」
「いや……別に」
「そうですか」
明日も休みだからと、久し振りに飯を作って……それで大量に作りすぎたのと1人だと味気ないからって電話して……何でこいつに電話したんだ?
まぁ、弥鱈は意外と舌が肥えているから相手になってもらうのには悪くない。
けどこいつは会話しても反応が鈍いし、時折人をバカにしたような喋り方もしてイライラする。
それに入院せざる負えない原因を作ったのも弥鱈だっていうのに……何で本当に俺はこいつを呼んだんだろ?
「で、何でお前はここに来てくれたんだ?」
「自分から連絡しておいて何でそんな事を言うんですか?」
「いや……マジで来るとは思っていなかったから」
「ただ暇だったからですよ。ちょうどその時に電話がありましたから」
寒かったので何度か行くのやめようかと思いましたが、とどうでもいい事を付け加える。
「他の奴が俺より先に誘っていたら、そっちに行ったのか?」
「多分そうじゃないでしょうか?」
「……そーかよ」
「何で怒っているんですか?」
怒っている意味が分からない、と言わんばかりの口ぶりだ。
怒る?俺が?何で?
「怒ってねぇよ」
「怒っていますよ。イラついているのが丸わかりです」
「怒ってねぇって!!」
「巳虎さんって怒るとムキになりやすいですよね」
「うるせぇ!!」
……弥鱈は俺の神経を逆なでるのは得意中の得意だ。
何で俺、こいつに電話したんだ……認めたくないが、バカそのものだな……。
「のぉ」
「ん?」
資料を取りに行こうと門倉の横を通り過ぎた時に声をかけられた。
その顔はなぜか好奇心に満ちている。
「弥鱈を飯に誘ったらしいな?」
「誘った、って言うより作りすぎたから食ってもらうのにな。それがなんだよ?」
「いやぁ、巳虎って弥鱈の事毛嫌いしていたような気がしていたから、食事なんて珍しい思うてな。それで、いつ誘ったんじゃ?」
「一昨日」
「一昨日……?」
門倉が不思議そうな顔を浮かべた。
「一昨日の、いつ電話した?」
「作り終わったから電話したから夜だよ。何か問題あるのか?」
「いや、俺昼ごろに弥鱈に夜のみに行かないか?って連絡したんだけど」
「はぁ!?」
何で門倉が弥鱈に連絡してるんだよ!?
しかもあいつそんな事を一言も言っていなかったし……こいつ2人きりで飲もうと思ってたのか!?
「そんな怖い顔するな。若手だけでも集まって飲みに行こう、って話を南方としてたんじゃ。あいつの立会人として採用された記念も兼ねてな」
「わざわざする必要ねぇだろ」
「そう言いなさんな。それで、弥鱈に連絡したら」
『寒いので行く気ありません。……あぁ、巳虎さんも一緒に行く気は無いので電話しないでくださいね』
「まぁ本来なら巳虎にも直接確認すべきだと思ったんじゃが……珍しく弥鱈が念押しするくらいじゃけぇ、電話しなかったんじゃよ」
勝手に決めつけるなんて……いやでも、実際に門倉から連絡来たとしても俺は行かなかっただろう。
それよりも、気になるのは何であいつは俺の誘いは断らなかったんだろ?
そして……おい待て、何で俺は断られなかった事に嬉しいと思ったんだ?
弥鱈を捜していると、唾シャボンが浮かんでいるのを見かけた。
これがあるって事は近くに……いた。
「おい、弥鱈」
「何ですか?」
「何で門倉の誘いは断って、俺の誘いには来たんだ?」
「巳虎さんが誘ってくれたから……ですかね?」
「何で疑問形なんだよ!!」
「巳虎さんこそ、何で私を誘ってくれたんですか?」
「何で誘ったのか、って……」
何で……飯を食っている時に、弥鱈がいればなぁ……って、おいおいおい!!
「……どうしました?頭抱えて?」
「うるせぇバカ黙ってろ!!」
「八つ当たりですよそれ」
「うるせぇ!!」
いやいやいや、ありえねぇって!!
俺がこいつの事を好きなんて、ぜっっっっったいにありえねぇ!!!!
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