柚の樹と螢
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pixivに載せていた嘘/喰/い同人二次創作作品置き場
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初めての充昭学パロです。賈充+司馬昭か昭充にも見えるかもしれないですが、私は充昭の気持ちで書きました。
三國無双の知識としては実況動画みたいなのを見た程度なので、矛盾などがありましたらすみません。
本当は賈充さんが司馬昭さんストーキングしているヤンホモ話書こうかと思ったのですが、そんな事したら確実に背中刺される自身しかないので、ゲーム買って実際にやるまでは止めておきます←
三國無双の知識としては実況動画みたいなのを見た程度なので、矛盾などがありましたらすみません。
本当は賈充さんが司馬昭さんストーキングしているヤンホモ話書こうかと思ったのですが、そんな事したら確実に背中刺される自身しかないので、ゲーム買って実際にやるまでは止めておきます←
「子上」
聞きなれた低い声に呼ばれ、司馬昭は目を開いた。
長時間椅子に座って突っ伏して寝ていたせいか、体の節々が痛む。
何度か瞬きして辺りを見れば、教室全体が橙色に染められていた。
横に視線を向ければ、相変わらず血色の悪い親友、賈充が無表情で見下ろしていた。
「ふぁ……ん~……!!よく寝た」
「良く寝た、じゃないだろ。反省文は終わったのか?」
「あ~……まぁ、半分は」
「……子上」
「分かってるよ。ちゃんとやるって」
「めんどくせ、は駄目だからな」
「はいはい……」
机の上に置かれている反省文へと視線を落とす。
「あなたはだらしなさすぎる!!」と諸葛誕に何度も注意された結果、司馬師の耳までその話が届き、反省文を書くようにと命令が下った。
その為居残りをしているのだが……結果としては寝てしまい、実際には半分も終わっていない。
「あ~、めんどくせ」
「その怠け癖を治せばいいだけだ。ついでに、その服装もな」
「別にいいじゃねぇか。怠けているって言っても、やる事はきちんとやっているんだし」
「提出日より遅れて出している奴が何を言っている」
「う……まぁ、そりゃぁそうだけど……」
バツが悪くなり、反省文を書く方へと意識を集中させる。
実際に思っている事に少し脚色を入れたものはすぐに完成できた。
「これでいいかな?」
「いいと思うが、実際に思っている事とは違うものも混じっているな」
「こう書いておかないと、また諸葛誕に何言われるか分からないだろ?」
「確かにな」
後は提出するだけだ、と教室を出た司馬昭の隣を賈充が歩く。
「そうだ、賈充サンキュ」
「何がだ?」
「起こしてくれて。つーか、待っていてくれていたのか?」
「俺がいなかったら、お前は絶対に教室で寝過ごすと分かっていたからな」
「そしたら最初から教室に一緒にいてくれればよかったのに」
「最初から一緒にいたら、『めんどくせから反省文書くのを手伝ってくれ』とでも言っていたんじゃないのか?」
「う……」
図星をつかれ、口を閉じた司馬昭に賈充はくっくと低く笑う。
「やればできるのだから俺の手を借りる必要は無いだろ」
「そりゃぁ書けって言われれば書けるけどさ……でもやっぱり最初から賈充いてほしかったな。そしたら長く喋れていたのに」
「そうしたいのなら、もう反省文を書かされるような真似をするな。放課後にお前と自由に動ける時間が無くなるだろ」
「……賈充からそんな言葉が出るのが意外過ぎる」
「お前がかわいい事言うからな。……それで、これからどうする?」
「ん?ん~……賈充は何かしたい事ある?」
「明日は休みだ、俺の家にくるか?」
「え?」
「反省文で削られた時間の分まで一緒にいてやる」
明日も一緒にいてやるよ、と笑う賈充に、司馬昭は嬉しそうに頷いた。
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