柚の樹と螢
柚の樹と螢
pixivに載せていた嘘/喰/い同人二次創作作品置き場
不定期に増えます
よくツイッターで呟いていた妄想を書いております
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もしも長が喫煙習慣のある人と妄想を繰り広げた結果、「よし、書こう」ってなりました
長は天然で爆弾を平気で落としてくるタイプだと思います←
もっと喫煙者非喫煙者嫌煙家のパターンを色々組み合わせた長と撻器さん書きたいですね、みんな書きましょうよ←
長は天然で爆弾を平気で落としてくるタイプだと思います←
もっと喫煙者非喫煙者嫌煙家のパターンを色々組み合わせた長と撻器さん書きたいですね、みんな書きましょうよ←
単調なリズムで、匠の指が机を叩いている。
相当苛立っているようだ、と周囲にいた密葬課所属の警官達はそっと離れて行った。
表情は変わっていないが、まとっている空気と途切れる事がない音が苛立ちを表している。
「そんなに苛立つなんてどうしたんだい?」
匠と同等の実力者である花が聞くと、叩く指が止まった。
「……別に苛立ってなどいない」
「嘘つくんじゃないよ。さっきからトントン叩く音がうるさいったらありゃしない」
「……」
バツが悪そうに顔をそらすと、 今度は爪を噛み始める。
綺麗に整えてある親指の爪が歪になり、また花がたしなめた。
「行儀悪いよ。……それにしても、あんたがそんなに苛立っているなんて珍しいね。いつもならもっと上手く隠しているのに」
「禁煙中なものでな」
「禁煙?え?煙草吸っていたのかい!?」
匠の言葉に、花はもちろん周りにいた警官達も驚いた。
今まで匠が喫煙している姿を見たことがない事と、ヤニ汚れや煙草の臭いがしている時を見かけたことがない。
「スーツに臭いがつくと仕事の時に面倒だから吸っていないが……今朝は一服する間もなかった」
「なるほど……ん?何で今朝は一服できなかったんだい?」
「切間の奴が私の事を離してくれなかったもので苦労した。シーツに灰をつけたくないと言っているのに、離れるのが嫌だ嫌だとうるさかった」
「え……えぇ!?」
匠の言葉に、再度周りは驚く。
賭郎立会人である撻器を家に招いている事にも驚くが、匠の言葉から察するに、2人は同じベッドで寝ている。
「……か、課長」
「何だ?」
「その……切間とは、同じベッドで……?」
恐る恐る確認する。
否定してくれ、間違いであってくれ
たまたま切間を起こしに行った時に、そのまましがみつかれただけだと言ってくれ
しかしその願いは空しく
「あぁ、そうだが?」
何か問題でも?と聞いてきた匠の一言に、全員膝から崩れ落ちた。
「ただいま」
「おー、おかえり。飯作っておいたぞ~」
「悪いな。……の前に」
テーブルの上に置かれている煙草を掴むと、火をつけ吸い出す。
「これから飯だと言うのに吸うか?」
「今日はお前が邪魔したせいでイライラしていたんだ」
「せめて食後にしてくれればいいのに」
そう言いつつ、撻器は笑顔で喫煙している匠を眺めている。
「……何だ?」
「ん~?いやぁ、様になるな」
「煙草なんて他の奴も吸っているだろう」
「まぁ、それもそうだな。でも、こうして喫煙している匠を見れるのって、俺だけだろ?」
俺だけ特別~、と嬉しそうに笑う撻器に匠は呆れる。
「別にこのくらい、特別なうちには入らないだろう。何でみんなそんな驚くんだ……」
「あ、喫煙家である事を言ったのか?」
「あぁ。それとお前と同じベッドで寝ている事もな」
「おい!!!!」
撻器がものすごい勢いで、匠の指に挟まっていた煙草を取り上げる。
「おい、まだ吸い出したばかりだぞ?」
「その前に!!お前何て事を周りに言ったんだ!?」
「何て事を、って……別に普通だろ?返せ」
「いーや返さない!!周りに上手くごまかさないと返さないからな!!」
「笑顔になったり怒ったり……本当にお前は変な奴だな」
「普通に言ったお前が言う事か!!」
顔を真っ赤にさせて怒っている撻器に対して
「だから、何がそんなに問題なんだ?とにかく一服させてくれ」
と、匠がいつも通りの無表情で言った。
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