柚の樹と螢
柚の樹と螢
pixivに載せていた嘘/喰/い同人二次創作作品置き場
不定期に増えます
よくツイッターで呟いていた妄想を書いております
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しずのさんお誕生日おめでとうございます!!
そして時間はいじっていますが今更感すごいです、すみません…
巳虎と弥鱈のみとみだ風味です
みだみと風味にも見えるかもしれませんが、私はみとみだで書きました、うん、すいません
そして時間はいじっていますが今更感すごいです、すみません…
巳虎と弥鱈のみとみだ風味です
みだみと風味にも見えるかもしれませんが、私はみとみだで書きました、うん、すいません
「巳虎さんは嘘つきですね」
弥鱈の一言に、巳虎は眉を寄せた。
「……あぁ?」
「嘘つき、と言ったのです」
「何で急にんな事言われなきゃいけねぇんだよ?」
弥鱈の家に行く、と言う約束なら、現時点で自分が弥鱈の家にいるので破っていない。
時間も自分が言った時間に来て、そして何か適当に食べ物を買ってから行く、と言った約束も守った。
特にこれと言った約束を破っていない、そして嘘をついた記憶もない。
「て」
「て?……手の事か?」
「えぇ」
そう言って弥鱈が巳虎の手を握る。
立会人としてその身を置いている以上、その手には薄くなってはいるが傷跡が残され、節くれだっていた。
しかし爪は整えられ、清潔を常に保っているのでその手が醜く見える事はない。
「手について、俺が嘘をついたって言いたいのか?」
「そうですよ」
「……はぁ?」
巳虎は手の事について記憶を掘り起こしてみるが、弥鱈と会話していた中で手についての話題が出た記憶はない。
それに、手について何を嘘つけばいいのか、見当もつかない。
「いや、俺お前に嘘ついた記憶ねぇよ。お前の勘違いじゃねぇの?」
「はぁ~……これだから巳虎さんは困ります」
「困りますって……お前が勝手に言っているだけだろ!?俺が何の嘘ついたってんだよ!?」
身に覚えもない嘘つき呼ばわりに、巳虎は声を荒げた。
弥鱈は普段彷徨わせている視線を巳虎へと向ける。
「……弾丸並」
「は?」
「俺の拳は弾丸並、って言葉です」
「…………それはお前、俺の拳は弱いって言いてぇのか?」
その声は苛立ちと殺気が混じっている。
が、弥鱈はそれに動じる事は無い。
「違いますよ。弾丸並っていうから巳虎さんの手って冷たいと思ったら」
そう言ってその手を少し強く握る。
「こんなに温かいじゃないですか」
「……あのなぁ、それは俺の拳の破壊力の事を言っているだけであって、俺自身の手が弾丸って意味じゃねぇよ」
「そんな事知っていますよ」
「だったら何でそんな事言うんだよ?」
「巳虎さんをからかいたかっただけです」
「お前なぁ!!」
「あぁそれと」
今度は指をからめた。
「こうして手を繋ぐ理由を作りたかっただけです」
「……お前なぁ」
確信犯だろ、と巳虎が言えば
「何の事やら」
と、シャボン玉を飛ばした。
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