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柚の樹と螢

柚の樹と螢

pixivに載せていた嘘/喰/い同人二次創作作品置き場 不定期に増えます よくツイッターで呟いていた妄想を書いております
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黒猫さんとむるりさんのリクエストで伽羅貘
色っぽい感じの2人なのですがその感じを出せませんでした。
この後のR18な話は私の表現力では書けないのでご想像にお任せします←


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早く帰ってきて、と貘からのメールが届いた伽羅は、何か面倒事に巻き込まれたのかとその足を速めていた。
家に着いて中に入ると、浴室から水音が聞こえる。
そのまま浴室に向かいドアを開けてみれば

「……嘘喰い、お前何やってんだ?」
「ようこそ伽羅さん」
「ようこそじゃねぇよ、何で泡だらけにしているんだ?」

伽羅は呆れて聞く。
浴槽内は泡だらけ、そしてその周辺は水浸しだった。
貘は手にすくった泡にふっ、と息を吹きかける。
わずかに揺れただけだった。

「泡だらけにしているかって……泡風呂に入っているからでしょ?」
「入浴中なら、何で服なんか着てるんだ。脱いで入れよ」

貘は浴槽の中にいて泡だらけになっているが、服を着ていた。

「洗剤じゃないから大丈夫。それにただのシャツとズボンだから問題ないし」
「そういう問題じゃねぇよ」
「まぁ、何となくだよ」

また手に取った泡に息を吹きかけた。
今度はその手からふわりと飛んでいき、浴槽の中に落ちる。

「風邪ひくぞ」
「伽羅さんが人肌で温めてくれれば大丈夫」
「……今日は何か積極的だな」
「そう?」

そう言って、妖艶な笑みを見せる貘に伽羅の理性がわずかに揺れる。

「伽羅さんも入る?面白いものあるよ?」
「……面白いもの?」

わずかな油断だった。
しかしその油断を見逃さなかった貘は微笑むと、伽羅にお湯をかけた。
ビシャッ、と浴槽内にお湯がかかる音が響き、浴槽内の泡が飛び散った。

「……貘」

伽羅は貘を睨み付ける。
服は泡と湯がまとわりつき、不快感しかない。

「熱くないから大丈夫でしょ?」
「携帯が壊れたらどうするんだ」
「嘘つき。俺がメールで携帯とか水に濡れちゃいけないのは置いてきて、って言ったもん」

先程の妖艶な笑みではなく、子供のような、無邪気な笑顔になった。

「……本当に面倒な男だなお前は」

そう言って、浴槽に身を沈める。

「どう?」
「気持ち悪い。まぁ」

伽羅は貘に詰め寄り、その唇を舐める。

「その分サービスはあるんだろ?」
「……それは新手のお誘い?」
「どうだかな」
「伽羅さんにしては変な誘い方。そんなに俺とシたいの?」
「馬鹿な事言ってんじゃねぇよ」
「……あ、携帯鳴ってるよ?」

脱衣所に置いてある伽羅の携帯が鳴っている。
仕事についてであろう着信音が響くが、取りに行く様子はない。

「どうせどうでもいい事だ。お前は黙って足開け」
「あはは、伽羅さんのえっち」
「自分だって誘っていたくせに何言ってんだ」

そう言って、伽羅は貘の上へと覆いかぶさった。
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自己紹介:
撻器さんと長の組み合わせが大好物な腐女子です
妄想をいただけると勝手に書いていることもあります

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