柚の樹と螢
柚の樹と螢
pixivに載せていた嘘/喰/い同人二次創作作品置き場
不定期に増えます
よくツイッターで呟いていた妄想を書いております
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「むしゃくしゃしたからリクエストしてください、書きます」企画ののたさんリクエストレオ伽羅です
レオ伽羅はどんな雰囲気なのがいいのか分からず手探り状態ですねぇ…個人的には日常的なほのぼのしたのがギャップありすぎて面白そうだから見てみたいです。
そしてレオ伽羅と言いつつ、どうしてもレオ伽羅レオ風味になってしまいましたすみません。
レオ伽羅はどんな雰囲気なのがいいのか分からず手探り状態ですねぇ…個人的には日常的なほのぼのしたのがギャップありすぎて面白そうだから見てみたいです。
そしてレオ伽羅と言いつつ、どうしてもレオ伽羅レオ風味になってしまいましたすみません。
先程までの、激しく求めあった情事の後は、まるで嘘だったように静かだ。
ふと窓の外を見れば雪が降っている。
汗ばんだ体が少し冷えたような気がして、レオはベッドの下に落ちている衣服を拾おうと体を動かすと、伽羅の手が急に伸びてきて腕を掴んだ。
「お前は、俺が死んだら泣くか?」
唐突な質問、背を向けている状態なので、顔は見えない。
「……変な質問だな。お前らしくもない」
「いいから答えろ」
「きっと泣かないだろうな」
「……」
「雹吾の時もそうだが、俺達は覚悟している人間だ。自分の関係者が死んだからといって泣くようならこの世界で生きていく資格なんてねぇよ」
「そうか」
手が離れそうになるのを、逆にレオがからめ取る。
「あぁ?」
「お前はどうなんだ?」
「俺か?笑ってやるよ」
大したことねぇな、って鼻で笑ってやる、と伽羅は少し楽しそうに答える。
「俺もお前も泣くような奴じゃないだろうな」
「だな」
「それが分かっていたのにどうして聞いたんだ?」
「あぁ?男に突っ込むような物好きは、それだけそいつに入れ込んでいるって事だろ?」
「……」
「だったら泣くんじゃねぇのか、そう思っただけだ」
「……そしたら突っ込まれる方だってそうだろうが。普通なら受け入れないだろ?」
「それもそうだな。だから笑ってやれるんじゃねぇの?」
「そうか」
「まぁ、どちらが死んだにせよ、分からないだろうけどな」
きっと静かに野垂れ死にだ、と伽羅が笑って言っているような気がした。
また静かになったと思えば、伽羅は眠っていた。
こうして傍にいて触れてみても起きないのは、自分を許しているのか、まだ彼にとっての間合いに入っていないのかもしれない。
おそらく聞けば後者と答えるのは予想できるがそこに少しの期待が入ってしまう自分に苦笑する。
「お前が死ぬなんて考えさせるな」
泣きはしないが顔が見れなくなるのはつまんねぇだろうが、と癖のある髪をなでた。
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