柚の樹と螢
柚の樹と螢
pixivに載せていた嘘/喰/い同人二次創作作品置き場
不定期に増えます
よくツイッターで呟いていた妄想を書いております
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灰菜立会人
「駄目ですよぉ。イカサマは」
灰菜はテーブルに散らばったトランプを指でつつく。
良く見てみればそれらの柄が微妙に異なっており、数字が分かる細工がされていた。
「簡単に勝ち負けが決まるような勝負なんて、スリルがなくて心底つまらないじゃないですか。どうせならもっともっとスリルある勝負をしましょうよ!!……と言いたいところですが、イカサマが分かった以上、ルール違反により会員様を粛清しなければなりません」
懐から拳銃……ではなく、縄を取り出す。
「さぁ会員様、今から私が会員様の首を絞めて粛清します。運が良ければ息を吹き返せるかもしれませんね」
笑顔で灰菜は言い、その首へと巻きつけた。
冴立会人
「はぁ目蒲立会人素敵……門倉立会人と話している時が生き生きしているなぁ」
「あ、あの……冴立会人。そろそろお時間です」
「分かっていますよー」
もう少し眺めたかったのに、と思いながらそばに置いてあったトランクを開ける。
その中にはスーツ一式とメイクセットが入っていた。
「はぁ、潜入捜査なんて面倒な事この上ないなぁ」
あっという間に別人になれば、軽く背伸びをして思考を切り替える
「さぁて、お仕事がんばって褒めてもらわなくちゃ」
メカドッチ立会人
「どうしてこんな事に……」
自分が望んで入ったわけじゃない、勝手に入れられたようなものだ。
しかし立会人になってしまった以上、逃げ出す事は許されない。
「……やれる事を頑張ろう、うん。このまま弱気はだめだ!!」
そう言った直後、メカドッチのすぐ横に銃弾が当たり、欠片が飛び散る。
思わず身をすくめた後、さらにメカドッチを狙っているかのように銃声が鳴り響く。
「ひゃぁ!!……ううぅ、生きて帰れますように……」
涙目になりながら拳銃を握りしめると、己を狙っている敵へと標準を合わせ、引き金を引いた。
武藤立会人
「銃はとても役に立ちますが、相手によってはとても不利になりますよ?」
跳弾を狙わない限り直線にしか飛びませんし、と武藤は弾切れになってもなお握りしめている男の拳銃を見つめて淡々と言った。
「相手の視線と指先を見れば大体分かります。……まぁ避けきれなかったのでまだ私も鍛錬が足りないようですね」
右腕から血が伝い、床に小さな血だまりができる。
血塗れた
「このように至らない点を教えていただきありがとうございました。では、よい眠りを」
たんつん立会人
「戻れない、よねぇ……」
屋上でたんつんは1人項垂れる。
見下ろせば車と人が行き交う、表の世界の日常が広がっている
「羨ましいなぁ……ああ羨ましい!!人がこんなにも苦しんでいる間に下にいる人々は仕事が辛いだの学校が面倒だの、些細な事で苦しんでいるフリをしているなんて!!!!あーもう私と立場交換しろっての!!」
ひとしきり叫ぶと、落ち着かせるように深呼吸し、自分の頬を叩く。
「……こんなウジウジ言っていられない。ここに来たのも自業自得、お仕事はきっちりとやらなければ!!」
気合を入れて歩き出したかと思ったが、その数分後には「あぁ表社会に戻りたい……」の呟き声が聞こえた
u立会人
お疲れ様です、と黒服に言われ、開けられたドアの中へと入る。
座り心地の良い後部座席にそのまま体を横たえさせたいが、ぐっとその気持ちをこらえて座り、窓に頭をもたれかける。
「なぜ私は流されるままここに入っちゃったんだ……」
たまたまあの日たまたまあの場所でたまたまあの人に出会わなければ、きっとごく普通の生活をしていたのだろう。
しかし今は生きるか死ぬか分からない世界の綱渡り。これ以上下手に足を踏み外せば死の世界にまっさかさま。
「……絶対に負けられない」
せめて、私をこっちの世界に入れた、あのジジコンに一発拳を入れるまでは絶対に生き延びてやる、とuは心の中で強く誓った。
ぽん立会人
本当にこの世界は面白い
どす黒く淀んだ感情が混ざり合いひしめき合い……そしてあっという間に消えていく。
しかし次から次へと生み出されるそれは愉快極まりない。
「賭郎、ねぇ……」
そんな世界で知った、面白いどす黒い組織
「どうせならどっちも見れた方が楽しいよねぇ」
正義としてそれを粛清する立場と、それに対なる闇の組織
楽しい楽しいこの世界を堪能する為に、ぽんは2つの闇の中へと溶け込んだ。
桐崎立会人
騙された 完全に騙された
「大丈夫だよ。死にそうになったら逃げればいいんだから」
と友人は言っていたが、そんな問題な訳が無い。
とても好みの人がいたけどそれで許すわけがない、むしろそれで解決させようと言うのなら完全にキレる。
「やると決めたらやるけどね……あぁまた胃痛の日々が……」
まぁ目の保養はあるわけだから、ちょこっとだけマシ、なのかもしれない
心太立会人
「門倉さんの事は愛しているけどどうしても南方は愛するのには障害があるんだよねぇ……」
ナイフを研ぐ。
その顔は歪んだ笑みを浮かべている。
「何でだろうねぇ、愛しているんだよ?愛しているのにどうしてこうなっちゃったんだか」
研いだナイフの切れ味を確認すると、今度は悪意だけしかない満面の笑みを浮かべる。
「どうしてこうなったのか確認する為に、南方のはらわたぶちまけて余すところなく確認してもいいかな?」
切れ味はいいからそこまで辛くないよ、と心太はそのナイフを突きつけた。
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